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一杯のコーヒーが紡ぐ「人と人とのつながり」 緩やかに輪が広がる、街ナカの憩いの場

一杯のコーヒーが紡ぐ「人と人とのつながり」 緩やかに輪が広がる、街ナカの憩いの場

Streets magazine 編集部

Streets magazine 編集部

2024年2月1日

人と人とのつながりが生まれる場所

大分市中央町にある「TAKENISHI TERRACE(タケニシテラス)」。そこは、3つの小さな飲食店で構成されたシェア空間。

お店の1つに「YOAKE COFFEE」というコーヒー店がある。店主は、宝満洋平さん。ワーキングホリデーで訪れたオーストラリアで、コーヒーと出会い、長野や福岡のコーヒーの名店で修行を積んだ後、2021年3月、地元大分でYOAKE COFFEEの開業に至った。

「人と人とのつながりが生まれる場所にしたい」

そんな思いで、お店のオープンを目指す宝満さんにとってTAKENISHI TERRACEとの出会いは運命的であった。

店主の宝満洋平さん 穏やかな口調が、落ち着いた空間にぴったり

YOAKE COFFEEの看板 おしゃれなロゴがあしらわれている

YOAKE COFFEEならではのお店のカタチ

TAKENISHI TERRACEは、正面の通りからも目につきやすく、フラッと立ち寄りやすい空間。フロアの中央には飲食などに使用できるフリースペースを備え、その周りを3つの店舗が緩やかにつながっている。

YOAKE COFFEEは、カウンター式のコンパクトなお店。カウンターで一杯飲んでいくのもよし。中央のフリースペースでゆっくりくつろぐのもよし。また、通りから反対側の入り口前には、テラス席もあるのでお天気の日には、開放的にゆったり一杯なんてこともおすすめ。

テラス席がある側の入り口 マチナカで自然を感じながら、ホッと一息付ける

フリースペースも開放的でくつろげる

チャイも、この店の定番

コーヒーは、最高品質のスペシャルティコーヒーを提供する。深煎りのブレンドコーヒーと、その時々のおすすめから原産地指定、シングルオリジンコーヒーがある。シングルオリジンコーヒーは、中煎りでフルーティーな甘さを引き立たせている。

コーヒーの他に、多くの支持を集めているのが「チャイ」である。砂糖を使用せず、蜂蜜で甘みを加える。かつて宝満さんが訪れたオーストラリアの専門店のような、香り高くやさしい甘さで、女性に大人気の商品だ。

県外の名店で修業した宝満さんの一杯にはファンも多い

県外の名店で修業した宝満さんの一杯にはファンも多い

YOAKE COFFEEもう一つの楽しみが、不定期で行うナイト営業。カフェメニューに加えて、ワインなどアルコールも提供している。

これからは、コーヒーやワインなどに合わせたフードメニューも増やしていきたいと、宝満さんは話す。

この店がコーヒーとの出会いの場所に

実は、サラリーマンを辞めてオーストラリアを訪れるまで、コーヒーはほとんど飲んだことのなかった宝満さん。だからこそ、オーストラリアでのコーヒー文化との出会いは衝撃的だった。 「わたしが出会った時のように、この店でコーヒーと出会い、人と出会い、日常を楽しんでいただきたい。」

YOAKE COFFEE店主の宝満さんは、今日もフラッと立ち寄ってくれるお客さんとの出会いを楽しみにしている。

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