ソムリエとDJ は似ているーー「ALTER EGO」のオーナーが描くワインセレクト理論
#大分で飲める!買える!ナチュラルワインを扱うお店特集
Streets magazine 編集部
2023年8月31日
大分市府内町、日陰に面した通りに、ひと目を引く鮮やかなスカイブルーのお店がある。
「何屋かわからない、と言われたこともあります」と語るのは、このお店のオーナーで、シニアソムリエの資格を持つ谷村さん。今回はワインショップ「ALTER EGO」のオーナー、谷村さんに話を伺った。
鮮やかな色の壁が美しいALTER EGO
大分でも首都圏で売っているような良いワインが飲めるようにしたい
ALTER EGOは2017年にオープンした。所狭しと並ぶワインは、谷村さんならではのこだわりあるセレクトだ。
「カジュアルに楽しめるおいしいワインはネットか県外で買うことが多かったけれど、大分でもそのようなワインを気軽に買えるようにしたかった」と谷村さん。これまで重ねた努力が実を結び、店内には県外では品薄になっている稀少なワインも眠っている。
所狭しとワインが並ぶ。ワイン好きにはたまらない光景だ。
「ソムリエとDJは似ていると思うんです」
谷村さんにとって、ワインを選ぶことは、DJが選曲するのに似ているとのこと。
「DJが流行りの曲や有名曲ばかり流すだけじゃいけないように、ソムリエも高いワインや有名なワインを出せばいいというものじゃありません。その時々に応じてセレクトするのが大切です」と谷村さん。
そうしてお客さんひとりひとりに合わせたワインを提案してくれるので、いつの間にかワインの深い深い沼にはまっていってしまいそうだ。「お客さんのストライクゾーンが広がるような一本を提案するようにしている」と谷村さんは語る。
おだやかな谷村さん
自分にあったワインが見つかる
温度変化に敏感なワインを扱っているため、店内は太陽光が入りにくくなっており、外から店内の様子が見えづらくなっている。「見た目は入りにくいお店かもしれないけど、気軽に来店して欲しい」と谷村さん。
スカイブルーの扉を開くと、店内に眠るたくさんのワインと、確かな目利きを持つシニアソムリエの谷村さんが、あなたにあったワインを提案してくれる。ぜひ、訪れてみてはいかがだろうか。