フラッと立ち寄れる癒しの空間 スペシャルティコーヒーを「毎日の一杯に」
Streets magazine 編集部
2024年2月7日
メイン通りに面した、気軽に立ち寄りやすいお店
JR大分駅正面口から続くメイン通り・中央通りの一角にある『witchcoffee STAND』。近くには県庁や市役所などの官公庁、さまざまなオフィスがあり、2023年7月のオープン以来、ビジネスマンを中心に新たな憩いの拠点となっているお店だ。
「コンセプトは“入りやすいカフェ”です。コーヒーに詳しくなくても、私たちが美味しいと思うものを飲んでいただけたら、という想いでスタートしました。」そう語るのは、オーナーの古川千春さん。市内・南大分に1号店があり、ここ2号店は、市内屈指の人通りがある場所でより多くの人に癒しの一杯を届けたいという想いから立ち上げた。
通りの角に面し、入り口は2か所。店内の様子が見える大きなガラス張りの扉で、たしかにフラッと立ち寄りやすい雰囲気の店構えだ。朝は7:30から営業。ランチタイムの正午前後は特に、一息つきたいビジネスマンたちで賑わうという。
季節ごとに楽しめるスペシャルティコーヒー
お店で提供するのは全て、味や品質などのグレードが最高級であると定義づけられている『スペシャルティコーヒー』だ。豆は自家焙煎、季節によって仕入れ元の農園を変えるなど、その時々のベストな香りや味を取り揃えている。
「コンビニさんの100円のコーヒーよりも、ちょっと上質なものを。でも、毎日気軽に通っていただけるような存在を目指しています。」そんな気持ちから、モーニングの時間帯はコーヒー1杯390円~。また、1杯あたりがお得な値段でいただけるコーヒーチケットも販売しているという。「完全にチケットは赤字覚悟ですね」と古川さんは笑うが、そこには、確かな品質のコーヒーをより多くの人に気軽に楽しんでほしいという愛が詰まっていた。
夏場には、店名をなぞらえた『ウィッチーノ』というフローズンドリンクも提供していて、キャラメル・モカ・抹茶の3種類からお好みのフレーバーを選べて人気だそうだ。
スタッフファーストのお店作り
お店のスタッフさんには、女性が多い印象だった。尋ねると、「スタッフは2店舗合わせて20人くらいます。その3分の2くらいがママさんかな。」とのこと。古川さん自身も幼いお子さんがいるそうで、同じような子育て中のママたちをはじめ、すべてのスタッフが、それぞれの生活スタイルに合わせた無理のない働き方を実現できる“スタッフファースト”のお店作りを心掛けているという。20人というと一見大所帯だが、みんなが可能な範囲で短時間ずつ働くスタイルだそうだ。お店は土日祝日が定休日で、営業は7:30~18:00。飲食店には珍しいこの営業スタイルも、スタッフそれぞれの生活を大切に考えた結果だという。
「みんなが気持ちよく楽しく働ける場所を作りたい、というのがあって。スタッフの気持ちが、お店の雰囲気にも出ると思うんです。」
たしかにお店に入った瞬間、柔らかい笑顔に迎えられて素敵だと思ったな・・・そんな風に思い出した筆者であった。
オーナーの古川千春さん(右)と、スタッフのみなさん
「『毎日行きたい』と思ってもらえるような、敷居の低いお店を目指しています。通りがかりに、ぜひお店を訪れてみてください。」
今後、市内・生石に3号店をオープンする予定だというwitchcoffee STAND。あなたも最高級の味を、身近に感じてみてはいかがだろうか。