手焼きコーンのアイスクリーム、食べたことありますか?「mazeru」にはオーナー夫妻のこだわりが詰まっていた
#魅惑のデザートが味わえる大分市内カフェ特集
Streets magazine 編集部
2023年9月12日
大分市府内町、町の景観に溶け込むビルの3階にモダンなお店がある。 クリエイティブ複合スペース「mazeru」。2022年12月にオープンしたお店で、アート作品の販売・展示のできるギャラリーにカフェスペースが併設されている。
ギャラリースペースには様々な作家の作品が展示・販売されている。
「ここには、私たちの好きなものしか置いていません」
そう語るのは、mazeruオーナーの井上龍貴さんと、靖子さん夫妻。その言葉通り、店内に展示されているアート作品やカフェスペースで提供しているスイーツには、お二人の「好き」と「こだわり」が存分につまっている。
バターたっぷりのスコーンは、しっとりしたタイプと、ざくざくしたタイプの二種類。違った食感が楽しめる。
ソフトクリームのコーンは手焼きで、一つ一つ丁寧に。
靖子さんの大好きなソフトクリームは人気メニューのひとつだ。しかし提供には、少し時間がかかると言う。生地の状態のコーンを注文を受けた後にプレートで手焼きしているからだ。ちょっと大変じゃないですか?と尋ねると「でも、こっちの方が絶対においしいですから」と龍貴さん。
彼の言う通り、焼きたてのコーンはとても香ばしく、ぱりぱりしていて繊細な味わい。ソフトクリーム屋さんは全国に多々あれど、手焼きのコーンで提供しているお店はそうないだろう。
注文後に手焼きするコーン。成形まで手作業だ。
初めて訪れる人にはサンデーがおすすめ。手焼きコーンの他、ソフトクリームやスコーンなど、カフェで提供している人気スイーツがすべて味わえる。
「農園きや」のレモンを使用した季節限定のレモンサンデー(750円)
「大分で、自分たちのカルチャーを作りたいという思いがあります」
と語る龍貴さん。「mazeru」という店名も、この場所はいろいろな人やものが混ざったり、交わったりして出来上がる空間だという着想から命名した。
「色んな人と価値観を共有し、素敵だと思う人たちと一緒に何かを作っていきたい」と語る龍貴さんと、靖子さん夫妻。
カフェ利用だけでなく、アート作品の見学だけでもかまわないそうなので、一度足を訪れてみてはいかがだろうか。オーナー夫妻の「好きとこだわり」から心地よい刺激をもらえるだろう。