「おいしすぎて人がひっくりかえるようなビールをつくりたい」遊び心と情熱を持ち合わせる店主の店、Abe Bond
#隠れ家的クラフトビールの宝庫!大分駅チカで乾杯しよう
Streets magazine 編集部
2023年9月12日
「おいしすぎて人がひっくりかえるようなビールを作りたい」
そう語るのは、大分市府内町にあるクラフトビールバー「Abe Bond」のオーナー、阿部さん。
「Abe Bondで飲んだビールがおいしすぎて倒れ、救急車で運ばれる人続出、ってニュースで大分合同新聞に載りたい」と軽快な冗談で人を笑わせる阿部さんは、軽やかなトークだけではなく、おいしいクラフトビールでも訪れる人々を笑顔にしてくれる。
優しい語り口で、お客さんを笑わせてくれる阿部さん
斬新なネーミングがクラフトビールの魅力を引き立てる
店舗奥に併設されている醸造工場「Yell&Ale Brewery」で作られるクラフトビールには、どれも一風変わった名前がつけられている。例えば、「シン☆ウルトラセブン」「冷コーEmotion」「黄金バット」などなど。「これなんなん? と言いたくなるようなネーミングにしてるんですよ。そこから話が広がるでしょ?」という阿部さん。クラフトビールの命名にも、遊び心が詰まっている。
メニュー表には、思わず目を止めてしまうネーミングのビールが並ぶ
いつでも多彩なビールが揃う
ビールサーバーは10タップあり、常時6〜8種類のビールが提供されているAbe Bond。何を選べばいいか迷ってしまったら、店主のおすすめを頼んでみてはどうだろう。夏季はさっぱりと爽やかなビール、冬季はしっかりとした味わいのビールを提供するなど、阿部さんは時期に合わせて並ぶビールのテイストを変えているそう。このお店でいただく一杯から、季節を感じることもできそうだ。
阿部さんが醸造したクラフトビールを冷蔵庫から出してもらった。
「クラフトビールやってるのは、生き物触ってるのと一緒なんで」
そう語る阿部さんの言う通り、酵母を使うクラフトビールは生き物だ。生き物の世話は手が抜けない。「この店を始めようとした時、みんなに反対されたんですよ。ビール漬けの生活になって、自分の時間がなくなりますよ、って」と阿部さん。しかし、一人でビールの世話をしながらも、カウンターに立つ阿部さんの姿はとても充実しているように見えた。
ふらりと立ち寄れるクラフトビール屋を求めているなら、軽快なトークで人々を楽しませてくれるAbe Bondで、おいしいクラフトビールを手に楽しい時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
にぎやかな壁画アートがAbe Bondの目印だ。