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“みんなに美味しい”レモネード 誕生のきっかけはある花言葉だった

“みんなに美味しい”レモネード 誕生のきっかけはある花言葉だった

Streets magazine 編集部

Streets magazine 編集部

2024年2月1日

大人から子どもまで楽しめる、リピーター続出のレモネード

白と黄色を基調にした、元気が出るような明るい店内。大分市中央町に去年オープンした「cafe&bar Lemon」。店主の菅菜津美さんが手作りした美味しいレモネードがいただけると、評判のお店である。

「cafe&bar Lemon」

明るいビタミンカラーの店内

「何度も何度も試作して、誰でも飲めるお味にしました」菅さんはそう言って、はじける笑顔とともに、人気ナンバーワンのレモネードを差し出してくれた。

なるほど、確かに・・・!フレッシュなレモンの良い香りがするが、レモンの酸っぱさはあまりない。優しい甘みがひろがり、ほのかなレモンの苦みを感じるレモネード。きび砂糖・はちみつ・レモンを使って作るそうだが、レモンの切り方や皮の入れ方などにこだわり、この味を生み出したという。ホットでも、ソーダ割してアイスでも、お好みで楽しめる。

(左)ベリーエイド 450円(税込) (右)一番人気のレモネード 500円(税込)

「レモンが好きなんですか?」とよく聞かれるけれど 店名に込めた想い

大のレモン好きかな?筆者も取材前はそう想像していた。しかしどうやら、ちょっと違うらしい。カフェを開こうと決めた時、菅さんがまずとりかかったのは、お店の名前を考えることだった。

「レモンの花言葉は『心から誰かを恋しく想う』なんです。カフェでホッと一息つきながら、大切な人を思い出す。スイーツを前にはしゃぐ我が子に、ほっこりする。そんな風に、いろんな人に、大切な人を想う時間をここで過ごしてほしいと思って。それでLemonという店名にしました。」

店主の菅菜津美さん 終始、素敵な笑顔が印象的だった

レモネードを開発したのは、その後のこと。"どんな空間をお客さんに提供したいか”という想いが先だったというが、それで美味しいレモネードが誕生したから、結果的に我々はラッキーかもしれない。またお店ではスイーツも提供しているが、一番人気はレモンを使用したソースがかかった「バスク風チーズケーキ」。ふわふわ、しっとり。レモンソースと合わさって、さっぱりとした甘さがたまらない。う~ん、これもLemonの産物!

バスク風チーズケーキ 550円(税込) 動物クッキーをトッピングすることもできる

"誰もが楽しめるように” 空間作りやメニューにもこだわり

誰もが憩えるカフェにしたいという菅さんの想いは、空間作りやメニューにも表れていた。

お店の一角には、靴を脱いで上がれるスペースがあり、季節ごとにディスプレイが変わる。映える空間、として楽しむ若者もいれば、小さな子どもを遊ばせながら一息つくママもいる。菅さんは「店内は広いし、ベビーカーのままでも入れます。お子さん連れのママもウェルカムです。」そう微笑んだ。

取材当時、店内はクリスマスムード

メニューを見てみても、レモネードやレモンに関するスイーツの他に、ラテや紅茶、テリーヌにサンデーなどレモンを使用していない商品も豊富に並ぶ。これなら、いろんなお客さんの好みに対応できそうだ。

お店の外に置かれたメニュー表

扉を開けてみれば、いろんなお客さんが笑顔で過ごせる場所だった。 温かい想いが詰まったLemonで、あなたは誰を想うだろうか?

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