まさに“隠れ家” 街ナカに静かに佇む、お酒・煙草OKのコーヒー屋さん
Streets magazine 編集部
2024年2月1日
目指したのは”隠れ家” コーヒー店だけど、酒も煙草もアリ
白を基調としたシンプルな外観に、英語で控えめに書かれたおしゃれな看板がひとつ。一体何屋さん?とドキドキしながら扉を開けると、ゆったりしたBGMとコーヒーの良い香りが漂う、落ち着いた空間が現れた。大分市府内町にある「ロイドコーヒー」。2021年の暮れに、この場所に移転オープンした。
ロイドコーヒーの外観 何屋さん?と気になる
「京都の路地裏の、割烹店とかバー、カフェのようなイメージの店をやりたいなって。隠れ家的なね。本当は看板も出さないつもりだった。でも知り合いに『看板くらいは出したほうがいい』って言われて(笑)だから控えめに出してます。」そう語るのは、店主の伊藤秀幸さん。元々は県内のケーキ屋さんにいたというが、コーヒー屋さんをしたいという昔からの夢を、このロイドコーヒーで叶えた。
お店のスタイルも、隠れ家、と呼ぶにふさわしい感じだ。コーヒーだけでなくお酒も飲めるし、煙草も吸える。おつまみの他、お手製のケーキやプリンが食べられることもある。そんな空間を好み、足しげく通う人もいるそうだ。
カフェのような、バーのような 落ち着いたBGMも心地よい空間
メニューはない その時々のマスターのおすすめを
“メニューがない”というのも、このお店の特徴だ。コーヒーも、お酒も、その時々にマスターが良いと思うものが提供される。お手製プリンも、カスタード・チョコ・チーズなど様々。今日はどんなものに出会えるだろう?そんなワクワク感も、隠れ家に向かう道中に味わえるかもしれない。
隠れ家で静かにいただくコーヒーは至福
「思い切って入ってきてほしい」
常連さんが6割程度を占める、というロイドコーヒーだが、伊藤さんはいろんなお客さんに店を楽しんでもらいたいと話す。「ひっそりとした店構えだし、敷居が高く感じるかもしれない。でも、ぜひ思い切って入ってきてほしいですね。」
扉を開ける前のドキドキワクワクも含めて、伊藤さんご自慢の隠れ家を体験してみてはいかがだろうか。