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「本場よりうまい!」と客に言わしめる名店 こだわりの“さぬきうどん”をご賞味あれ  

「本場よりうまい!」と客に言わしめる名店 こだわりの“さぬきうどん”をご賞味あれ  

Streets magazine 編集部

Streets magazine 編集部

2024年2月1日

出汁と麺、シンプルな料理だからこそのこだわり

オフィス街にも近い、大分市の府内5番街。その一角に位置する人気店「うどん専門店めだか」。営業はお昼の時間帯のみ、麺がなくなり次第終了、といううどん屋さんで、ランチタイムにはお客さんがひっきりなしに訪れる。メディアにも多く取り上げられている、街の有名店だ。

府内五番街にある『うどん専門店めだか』 建物の2階にある

府内五番街にある『うどん専門店めだか』 建物の2階にある

店で提供されるのは、さぬきうどん。麺の材料の配合・作り方など、様々な基準をクリアした、本場と同じ「さぬき製法」で作られる。噛み応えのある弾力、のどごしの良さと、いりこ・昆布・雑節(様々な鰹節を混ぜたもの)を使った味わい深い出汁が、お客さんから好評だ。

「毎日同じものを打つ、というのが難しい。工業製品じゃないから全く同じにはならない。同じ麺を日々作れるか、というのが一番難しいんです。」そう語るのは、店長の東隆二さん。気温や湿度など、四季の状況に応じて配合を調整しながら、日々麺を打つ。それは出汁作りでも同じだという。自然の素材を使っているからこそ、その日その日の状況を読み取って作業する。まさに職人技だ。

取材に訪れたのは、寒い時期。「今の時期よく出るのは、肉ごぼう天うどん。素揚げしたネギで甘味を出した、ネギ肉うどんもうまいですよ。」東さんがおすすめのメニューを教えてくれた。定番メニューは大切に、でもお客さんが飽きないように、時折新メニューも登場するそうだ。

定番メニューから季節の一杯まで 様々なうどんが提供されている

定番メニューから季節の一杯まで 様々なうどんが提供されている

サラリーマンから転身、うどんへの情熱と家族への想い はじまりは3畳の空間

東さんに、うどん屋さんになったきっかけを尋ねると、こんなエピソードが聞けた。

「元々はサラリーマン。その移動で、大分に来ました。娘がいるんですけど、小学校3年生くらいのときだったかな。そしたら娘が中学2・3年生の頃にまた移動の話が出て。進学のことを考えると、ここにいたほうがいい。だから何か、ここで別の仕事をしようと思ったわけです。」

そう考えた東さんは、若いころ、関西のうどん屋さんで働いていた時のことを思い出す。

「その時にお客さんから『兄ちゃんが作るうどんはうまい!』と言ってもらうのが嬉しかったことを覚えていたんですよね。だからやっぱり、うどんがいいやって。」

その後、香川で修業。2016年に、自分のお店をオープンさせた。

東隆二さん 愛娘への想いとうどんへの情熱が、お店を開くきっかけに

『うどん専門店めだか』この店名に、当時の様子が刻まれている。

「最初に中央町に出したお店が、畳3枚ぐらいの ちっちゃいところだったんですよ 。狭いでしょ。 ちっちゃいからめだか。そういうことね。」と東さんは笑った。その後東さんのうどんは評判を呼び、約3年後、現在の店舗に移転した。

現在の店舗 めだかが大きくなった感じ

現在の店舗 めだかが大きくなった感じ

本場よりうまい!と評判 “本物のうどん”を、ぜひ体感して

うどん好きが多く訪れるというお店だが、東さんは自信を持って、心を込めた1杯を提供する。「香川に行ってきたけど、やっぱりめだかさんのうどんの方がうまい」お客さんからそう言われることも多いそうだ。

「最初からずっと来てくださっているお客さんもいるので、1日でも長く、できれば店を続けるのが目標です。本物のうどん、を食べたいというかたは、ぜひうちで食べていただきたいです。」

“確かな味”と人気の『うどん専門店めだか』。東さん渾身の一杯を味わってみてはいかがだろうか。

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