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希少部位を使った、ヘルシーでジューシーなからあげ屋さん まさかのあの大分名物も提供?!

希少部位を使った、ヘルシーでジューシーなからあげ屋さん まさかのあの大分名物も提供?!

Streets magazine 編集部

Streets magazine 編集部

2024年2月9日

希少部位を使ったからあげ 揚げ方にもこだわり

「希少で美味しいからあげが食べられる」という評判を聞きつけやってきたのは、大分市府内町にある『極からあげ鳥匠 府内店』。2017年からこの場所で営業する、昼は定食ランチ、夜は定食と居酒屋メニューが楽しめるお店だ。

『極からあげ鳥匠 府内店』昼も夜もサラリーマンを中心に賑わう 

『極からあげ鳥匠 府内店』昼も夜もサラリーマンを中心に賑わう 

早速、店長の大平義憲さんに、気になっていたからあげについて教えてもらった。なんでもそれは、鶏の『肩トロ』という部位のからあげらしい。

「1羽から20~30グラムしかとれないんです。肉質としてはむね肉に近いんですが、ジューシー。肩トロのからあげを出しているお店は、うち以外にあまり聞いたことがない。処理が大変なんです。皮も多いので一つ一つ削って、血管も入っているのでそれを除けるのに手間がかかる。でも美味しいんです。」と大平さん。醤油ベースで味付けされ、ファンが多いお店の名物だという。

また、その揚げ方にもこだわりがあった。お店では『ドクターフライ』という調理器具を使い、商品を揚げているらしい。

「フライヤーで鶏を揚げる時に、油の中に電極の装置『ドクターフライ』を入れます。そして食材に電流を流す。そうすると食材は膜を張るんです。結果、中に油が入っていかないし、うまみも逃げない。柔らかくてジューシー、ヘルシーな仕上がりになるんです。」

通常に比べて油が30~40%カットされるといい、"重くない”唐揚げが完成する。なるほど、これが評判の秘密だったのだ。

希少部位『肩トロ』のからあげ

揚げ方にもこだわった商品たち タルタルソースも手作りの、チキン南蛮も人気だそうだ

揚げ方にもこだわった商品たち タルタルソースも手作りの、チキン南蛮も人気だそうだ

"極み”はからあげだけじゃない?!自慢の新鮮な魚にびっくり

夜の居酒屋メニューを見ると、そこには大分が誇るブランド魚『関アジ・関サバ・関ブリ』の文字が。あれ?からあげ屋さんでは?と思って尋ねると、こんな裏話を聞かせてくれた。

「佐賀関の漁港から、新鮮な魚を仕入れています。というのも、おやじが佐賀関の現役の漁師で。市場を通さないので、かなりお安く提供できていると思います。」

かあらげ屋さんに来たと思ったら、高級魚がリーズナブルに食べられるなんて!とお客さんも驚くそうで、酒の肴にする人も多いという。関アジと関サバは予約が必要だが、関ブリは通常メニューでいただける。また、刺身を甘辛く漬け込んだ大分の郷土料理『りゅうきゅう』も提供している。新鮮な魚を使用しているので歯ごたえが違うといい、「ここで食べたら他でたべられない」とよく言われるそうだ。

新鮮!関ブリのお刺身、大分名物『りゅうきゅう』、夜の居酒屋メニュー 佐賀関のクロメを使った味噌汁も

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佐賀関でとれた新鮮な魚を手にする大平義憲店長 立派な一本に驚きだ

地元に愛されるお店に

コロナ禍の営業は厳しかったというが、最近ではお客さんが戻ってきてくれて、定着してきたと話す大平さん。常連さんも増え、賑わいを見せているそうだ。

「これからもこの場所で長く店を続けたい。うちのからあげはヘルシーで柔らかくジューシー。佐賀関の鮮魚もあるので、ぜひ食べに来ていただきたいと思います。」

他では味わうことのできないこだわりのからあげと、大分が誇る新鮮魚。昼も夜も魅力的なお店に足を運んでみてはいかがだろうか。

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