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野菜たっぷり"無水トマトカレー” 健康への気遣いもたっぷりの、評判の一皿

野菜たっぷり"無水トマトカレー” 健康への気遣いもたっぷりの、評判の一皿

Streets magazine 編集部

Streets magazine 編集部

2024年2月2日

野菜たっぷり"無水トマトカレー”が人気のお店

"カレー屋さん”と一言にいえど、味も特徴も種類も豊富だ。そんな中で「こんなにたくさんの野菜が入ったカレー、なかなかない!」と皆が驚くお店がある。大分市中央町にある『トマトカレーの店 Ash』だ。

トマトのイラストと赤い色が目印の『トマトカレーの店 Ash』

トマトのイラストと赤い色が目印の『トマトカレーの店 Ash』

Ashのカレーは、水と油を使わずにフレッシュトマトを煮詰めて作る『無水カレー』。県内有数の産地・竹田産のトマトにひき肉などを加え、トマトのフレッシュさを損なわないよう2時間ほど、絶妙な塩梅まで煮込む。そこに、旬の野菜を加える。それも何種類もだ。この日の一皿からは、じゃがいも・ブリッコリー・芽キャベツ・れんこん・ナスなどの野菜が顔を出していた。

水を使わないのでぽってりとしたルーに仕上がり、油を使わないのであっさりした風味に。トマトは煮込むことで酸味も飛びまろやかなうまみを放つ。旬野菜の素材の美味しさと相まって、また食べたい、と思わせる味だ。

旬野菜たっぷりトマトカレー 1100円(税込)

唯一無二のカレー 老若男女に愛される味

お店を一人で切り盛りするのが、松浦佐好子さんだ。元々家で作っていたというこのカレー。周りから評判を呼び、大分になかなかない"無水トマトカレー”を多くの人に味わってほしいと開業した。

「人間の体って、自分が食べたものでできているんですよね。しっかり野菜をとってもらえるように、手作りでこだわって作っています。」(松浦さん)

お客さんは、老若男女さまざまだ。野菜不足が気になるというサラリーマンや、ヘルシー志向の女性、食に興味のある若者、あっさりした味わいがありがたいというお年寄り。イートインのほかテイクアウトも利用でき、毎日多くの人が訪れる。人気店であり、松浦さんが一人で営業していることもあり、テイクアウトは予約がおすすめだ。

店主の松浦佐好子さん お客さんの健康を意識して厨房に立つ

野菜高騰でも「お客さんが喜んでくれたらそれでいい」

野菜の高騰が叫ばれる昨今、松浦さんのお店でもそれは同じだというが、こんな気持ちを語ってくれた。

「本当に厳しいですよ、野菜が高くて・・・もう私のお給料ないくらいだもん。でもね、お客さんが来て『今日はこんなお野菜が入ってる!』って喜ぶ顔を見たら、もうそれでいいじゃないと思うのよ。」お客さんの顔を思い浮かべてか、松浦さんは優しく微笑んでいた。県外から来たというお客さんが松浦さんのカレーを食べ、「このクオリティをこの値段でやっているなんてすごい」と驚いて帰っていったこともあるそうだ。

色とりどりの旬野菜 高騰しても、たっぷり野菜のスタイルは崩さない

ぶれずにこれからも

お店はこの春、オープンから13年目を迎える。「どういうものを提供したいか、ぶれずにやってきたから今がある」と松浦さんは振り返り、これからもその姿勢は崩したくないと、力強く語ってくれた。

「トマトが赤くなると医者が青くなる、っていう言葉があるじゃない。これからも、お客さんの身体を想ったカレーを提供したいと思います。」

松浦さんの作るカレーには、あなたの健康を願う、優しい気遣いが詰まっている。

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