地域の老舗スーパーがオシャレ&カジュアルなセレクトショップに大変身!?「FunTable Kitchen」
#今治市内の美味しいグルメ特集
Streets magazine 編集部
2024年10月8日
50年以上にわたり長く地域で愛されたスーパーだった「はしはまスーパー」が、3代目の河野さんの手によって生まれ変わった。今では、国内外から集めた食品雑貨と手作りの惣菜、パン、スイーツが並ぶ食の宝庫となっている。「FunTable Kitchen」は2020年1月、焼きたてのパンやお弁当、選ぶ抜かれた食品雑貨、ワインなどが並ぶ新しい店に生まれ変わり、今治市中心部に移転オープンした。
「1日3回、365日。楽しまない損をする
河野さんは、食事の大切さを語る。「特に一人暮らしだと、食事をおろそかにしがちじゃないですか。でも、1日3回で365日、人生でそれだけの楽しみがある。一回一回楽しまないともったいない」
店名の「FunTable Kitchen」のFunTableは「楽しいテーブル」という意味。家族や友人と集まる食卓を大切に豊かにしてほしいという願いが込められている。
カラフルで健康的なお弁当が人気
ランチタイムに人気なのが、彩り豊かなお弁当。「健康になってほしい」という想いから、お弁当には五穀米を取り入れ、野菜をたっぷり使っている。「ヘルシーで彩りがきれいでかわいい」お弁当は食を楽しむことに決して妥協しない「FunTable Kitchen」のこだわりが強く感じられる。 焼きたてのパンはカレーパン(牛・海老みそ)や塩パン、塩メロンパンなどが人気とのこと。おいしそうだ。
「塩」への熱い情熱
「はしはまスーパー」創業地の波止浜はもともと塩田。国内外からセレクトした50種類ほどの塩を取り扱っているが、塩への強い思いからついには昔ながらの製法で「塩」づくりを始めている。
塩をつくるのは先代の大島にある自宅の庭。菊間瓦を使って昭和初期に行われていた製法を再現しているという。大粒に仕上がったこの「かわら塩」の味は実にまろやかで、いろいろなスイーツに入れてアクセントにしたり、パンにのせたりしている。特にバスクチーズケーキはかわら塩との相性は抜群で「甘じょっぱくて美味しい」とのこと。
夏と冬で生産量は大きく変わるため、総菜に使ったり、「かわら塩」そのものを販売したりはできないという。「かわら塩」を使ったスイーツやパンを食べて「塩に興味をもってほしい」と塩への情熱を語ってくれた。
ワインとのペアリングを楽しむ
「FunTable Kitchen」では、ワインにも力を入れている。取り扱うお酒のほとんどがワイン。「ワインが1本あるだけで、食事が変わる」と河野さん。ちょっとしたハムやチーズを用意したくなったりすると、食事を楽しむきっかけづくりとして、ワインを提案している。
「食卓を豊かに楽しくするお手伝いを」
オリジナルのエコバックを作るなど、店のブランディングにも力を入れる「FunTable Kitchen」の挑戦はまだまだ始まったばかり。地元で食材を作り出す仲間たちを巻き込みながら新しい味を求めるその先にあるのは…。
「日々の食卓をちょっと特別なものにしてほしい」
「FunTable Kitchen」のさらなる進化に注目だ。
<公式ホームページ> https://www.funtable-kitchen.com/#:~:text=2023.12.30