「また食べたくなる」と評判!「寄港地」のふわふわ明石焼き風たこ焼き
#今治市内の美味しいグルメ特集
Streets magazine 編集部
2024年10月8日
港町の風情漂う今治で、お出汁で食べる独自の“明石焼き風たこ焼き”が評判の「寄港地」。
店主の砂田ルリ子さんは、地元今治の港のそばで30年以上前にこの店を開いた。「港の地に寄ってほしいという意味で、寄港地」とルリ子さんは語る。店名に込められた思いは、訪れる人々を温かく迎え入れられる場所でありたいという願いが感じられる。
お出汁で楽しむ絶品明石焼き風たこ焼き
寄港地の看板メニューは、明石焼き風の鉄板たこ焼き。通常のたこ焼きとは少し異なり、中はふわふわで柔らかい。最大の特徴は、お出汁で食べられること。「お出汁で食べる人もおれば、ソースや青のりをかけて食べる人も。」とルリ子さん。出汁につければ明石焼き、ソースをかければたこ焼き、一度に2つの味わいが頼めるうれしい提供方法である。
たこ焼きには「ねぎ、チーズ、もち、生姜、マヨネーズ」といったトッピングも。トッピングはたこ焼きの中に入るそうで、若い子たちにはマヨネーズとチーズが人気なんだそう。
メニューは、定番のたこ焼きの他にも、プリンセット、わらびもちセット、おにぎりセット、アイスセットなどがある。特に手作りプリンのセットは、たこ焼きとの相性も抜群で、多くの常連客に愛される人気メニューなんだそう。
たこ焼きの素材とふわふわ食感の秘密
寄港地のたこ焼きは、シンプルながらもこだわりの素材を使用。主な材料は、卵、キャベツ、小麦粉、だし汁、そして地元の鮮魚店で仕入れる新鮮なタコ。昆布とカツオでとっただし汁を加えることで、口の中でとろけるような柔らかさと風味を実現している。専用の鉄板で焼き上げる際には、火加減に細心の注意を払い、外はカリッと中はふわっとした絶妙な焼き加減を目指す。
出汁に付けて食べると、お出汁の風味がたこ焼きの味を引き立て、何個でも食べたくなる味わいだ。鉄板で提供されるので熱々のまま最後までいただけるのも嬉しい。
手作りデザートの魅力:素材の味を活かしたシンプルな美味しさ
寄港地のもう一つの魅力は、ルリ子さんが手作りしているデザート。人気のプリンやわらびもちも自家製で作っているそうで、素材の味を活かした優しい味わいが特徴だ。
手作りのぜんざいも寄港地の人気メニュー。甘さ控えめで、もちもちのお餅と一緒に楽しむぜんざいは、懐かしさで心温まる一品だ。
夏には、手作りのぜんざいを使った氷ぜんざいも人気なんだそう。今治市朝倉産のいちごを使った生いちごのかき氷も評判だそうで、新鮮な果物と手作りのシロップが絶妙なバランスで、若いお客さんからも人気を集めている。
レトロで落ち着く雰囲気とリピーター続出の秘密
店内はレトロな雰囲気が漂い、落ち着く空間だ。「だいたいうちのたこ焼きをね、食べたらまた食べたくなるんやって」とルリ子さんはリピーターの多さを語る。最近では若い客層も増えており、特に土日は若い人たちで賑わう。SNSで自然に広がる口コミも功を奏しているようだ。
ルリ子さんは「美味しかったって言って帰る。みんな」と、お客様の反応を嬉しそうに語る。長年変わらぬ味と雰囲気を守り続ける寄港地。港町今治で、懐かしくも新しい味わいを楽しんでみてはいかがだろうか。